

SDGsでは、質の高い教育の達成のための手段について、主に述べられています。これはこれで重要であり、必要なことだと強く認識しております。
ただ、私たちは、そもそもの【質の高い教室】とは?という開業以来からの問題提起と絡めて、根本から考え、【持続可能な学習】ということの本質について、以下のように解釈しております。
まず、現在の教育、特に教育産業においては、近視眼的な目的の達成に始終しており、まさに【持続可能でない学習】を推進しているように思うのです。
一般的に良いと思われている社会的評価の高い大学に進学することは、それが将来の良い就業環境の獲得につながり、より自分らしく生きるために大切なことだとは疑いようのない1つの事実ではあります。
しかしながら極めて高いレベルの教育を受けながらも、なぜか社会で活躍できない人がたくさんいる事実を、私自身が長らく人事の現場から見ていると、「その人が関わってきた教育方法や、その人の人材配置や活用方法、もっと言うと採用基準は果たして適切だったのか?」という疑問を感じ続けていました。
確かに良い大学に進むことは、その人の可能性を拡げる1つの手段だと思いますが、そこだけを目的ととり違えてしまう現状が少なからず存在し、そのために何かもっと他に大切なものを無くしているのではないか、とすら強く思うのです。
私たちは学習塾の運営を通して、もちろん保護者様のニーズである学力の向上・成績の向上は目指しながらも、その方法が短絡的な過去問の繰り返しや、受験テクニックというテクニックという点に始終せず、もっと根本的な【心】の状態をよくすることで、結果的に本人が主体的に学び、そして必然的に学力や成績が上がるという環境を作ってきており、それがそのまま私たちの実績となっております。
これを私たちは【持続可能な学習】と捉えて、ここで学んだことが、生涯にわたって、学び続ける姿勢を構成することだと考えています。
特に
●向き合う姿勢
●考える力
●繋がる努力
この3つの要素のインストールを絶えず意識しています。
これが、よりよく生きるための1つの有効な要素だと考えております。
私達は採用基準においても、これらの指標を採用しており、この要素(能力、特性など)を十分に満たしている場合に、業務がうまく行かなかったことはなく、また世の中全体に波及させていくべき重要な指標だと考え、日々その実践を進めております。